もう10年前になります。
当時、自宅サーバを構築して、勉強もかねて検証して利用していました。
一時は、独自ドメインも取得して、自宅サーバに対しアクセスできるようにして、仲間内でメアド渡して遊んでました。
ただ、電子レンジを使ったらブレーカーがあがりサーバダウン、台風が来て停電となりサーバダウン、今思うと懐かしい思い出です。
さて、なぜ今回、『自宅サーバ』をすすめるかと言うのを説明させていただこうと思います。
【結論】本番前に事前に検証ができるのが最大のメリット
結論から言うと、本番環境のサーバに適用する前に、事前に検証環境を利用して試すことができるからです。
今、私もWordpressを利用して試行錯誤しながら試してますが、下記のような事がありませんか?
- このプラグインを入れたいけど、いきなり本番環境に入れたくないな~
- デザインをまとめたパックがあるけど、いきなり適用は怖いな~
- スクリプトやCSSなど、編集していたら、どの部分かわからなくなってしまった
などなど
こんなリスクを少しでも回避する為に、検証用のサーバがあると便利です。
検証環境である為、仮に壊れても被害がありません。
結果的に、作業効率にもつながります。
また、こんな事もできちゃいます。
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仮想化技術、コンテナ技術を使い、更に検証環境を増やす
私の場合は、検証用の『自宅サーバ』に、更にコンテナ技術も使い、検証環境を増やしています。
コンテナ技術については、コチラを参考にしてください。
もう少し具体的に見てみます。
自宅サーバがあると便利なこと【具体例】
例①Wordpressの利用をしていて、本番環境をいじる前にテストしたい
WordPressのインストールを行い、本番環境と同様のバージョンで触れられる環境を作成します。
WordPressのセットアップについては、コチラを参考にしてください。
例②その他、自分でサービスなどを入れて試したい
WordPress 以外にも、自分で試したいサービスを入れることができますので、事前検証には嬉しいです。
例えば、WEBサーバを試してみたいと思ったら、ApacheやNginxを利用して使ってみる。
私も、まずは手で触れて試してみたいと思う人間なので、非常に便利です。
どうせ購入するなら自分好みに仕立て上げたい
自分用のサーバを購入するのであれば、少しでも自分のお気に入りになるよう自作したいと思う方はこちらも参考にしてください。
自作PCで必要なもの
ゲームや動画編集などをする方はビデオキャプチャやグラフィックボードの高い物を使うので、スペックが非常に高いものになります。
昔は「NVIDIA」や「MATROX」、「CANOPUS」のグラフィックボードを少し頑張って購入してゲームとかしてましたが、ここ最近では、そこまでPCのゲームはやらなくなってしまいました。
そこまでオーバースペックではないですが、十分なパフォーマンスを出せます。
自作するPC・サーバでは、必須なものは、「マザーボード」、「CPU」、「メモリ」、「ハードディスク」、「電源ユニット」になります。
必要に応じて、「グラフィックボード」であったり、付属しているものだけで足りなければ「ヒートシンク」や「ファン」を追加します。
まずは、性能で決めるのか、大きさで決めるのか、コストも含め決めて行くのが良いと思います。
マザーボード
どのCPUを搭載するか、対応しているものかはもちろん確認した上で購入です。
CPUとセットで考えるべきですね。
また、マザーボードには、それぞれサイズがあり、規格で決められています。
ATX(Advanced Technology eXtended):305×244mm
タワー型、ミドルタワー型のPCに利用します。メリットは拡張性ですかね。その分サイズは大きくなりますが、基本のマザーボードです。
本格的にゲームをする方、動画編集で高度な機能を欲する方は、このタイプを選べば間違いないと思います。
MicroATX:244×244mm
ミニタワー型、ミドルタワー型に適しています。私の写真にのっているサーバは、このタイプです。一般的に、家庭でデスクトップ型を購入するのであれば、このサイズで自作するのが個人的にはお薦めです。
mini-ITX:170×170mm
小型PC用ですね。最低限の機能はついていると思いますが、拡張性が低いです。
値段も何気に高かったりします。
CPU
安い買い物では無い為、利用目的に合わせて選ぶのが良いです。
CPUの2大メーカーとしては、「Intel」か「AMD」となります。
ゲームをする方は、結構「AMD」のRyzenを利用する方が多いですね。コスパがいいからだと思います。
オールマイティに利用したい場合は、「Intel」のCore シリーズを利用する感じですかね。
因みに、私の写真のサーバは、Core i5 です。安く済ませました。。。
メモリ
今、主流はDDR4 です。2枚で1組です。
マザーボードにあう規格は必ず確認しましょう。260pinや240pinなど、pin数が異なるので、購入時には自分のマザーボードが対応しているかは必ずチェックです。
ハードディスク
PCの中に入れるハードディスクです。(内臓ハードディスク)
容量はもちろんですが、ここでも規格は確認します。
ハードディスクのサイズは3.5インチor2.5インチです。3.5インチの方が大きいですが、価格は安価です。
HDDは、書き込み速度のスピードが7200rpmと5400rpmがあります。
速度を上げたいのであれば、7200rpm。コストを下げて、データ保存などに重きを置くなら5400rpmにするのが1つの目安になるかと思います。
CPUやマザーボードを高スペックで購入しても、HDDがボトルネックとならないように。
また、HDDにするのか、SSDにするのかも決めます。SSDの方が処理速度は断然早いです。
ここ最近では、ほぼSATAで利用する事が多いです。今買うなら、SATA3.0で良いと思いますが、こちらもマザーボードとの確認はしておく必要があります。
SATA3.0
SATA2.0
ひと昔前は、IDEやSCSIが主流だった。今となっては参考程度でいいと思います。
コストとの相談ですが、許されるのであれば、SSDが良いと思います。
データ量が多くて、大容量にしたいと言う場合、HDDを購入するのが良いかなと。
Windowsなどで利用する場合、システムが起動する領域をSSD、データを確保する領域をHDDとして使い分けても良いと思います。
電源ユニット
こちらもマザーボードにあう電源を確認してください。
何気に重要です。
自分で作ったPCのスペックが高すぎると、電源のパワーが追い付かずすぐ落ちてしまったりするので、事前に確認する必要があります。
オーバークロックなどをする場合は、尚更意識した方が良いです。
過去の自分の失敗として、安い電源(750W)を購入して作りましたが、30分おきにPCがバツンと落ちてしまう。
搭載したスペックに追い付いてなかったのが原因なのですが、増設をしたタイミングで、電源が追い付かなくなってしまったんですね。
なので、将来的にスペックアップしていきたいと思うのであれば、最初から余裕を持ったものを購入するのが良いと思っています。コストにもはねてくるので、そこは許せる範囲で。
PCケース
外観はこのケースにて決まります。
気に入ったケースから選び、見た目を良くしたい方は実際一番重要なパーツかもしれません。
このケースで、オリジナル感は出ますからね。
アクリル板で、綺麗なPCを昔作りましたが、途中からホコリとの格闘でしたw
まとめ
いろいろと本番環境と同様のサービスを使えるようにして、いろいろ試したい方は作ることを試しても良いと思います。結果的に、作業効率にもつながります。
- WordPressの本番環境に適用する前にテストができる
- その他、自分で必要なサービスを試すことができる
- 自分好みのサーバを作る上での最低限必要なもの(必要な方)
IT業界で働いている私ですが、やはり検証できる環境と言うのは、必要に感じています。
今回の内容は以上とします。