自分は、営業が苦手でした。
と言うより、ぶっちゃけ営業職が嫌いでした。
いきなり元も子もない発言ですが、その嫌いだった理由をちょっと書いていきたいと思います。
と、その前に、世の中で営業職で働いている方を否定しているわけではないので最初に断っておきますね。
と言うわけで、「営業」についてですね。
はい。
自分で作ったもの、考えだしたモノを売り込みに行くと言うのはもちろんすばらしい行為ですよ。
フリーでそのような事を自分で実施している方は、本当に尊敬します。
自分の作ったモノに対して自信を持ち、良い商品やサービスだと売り込めることはすばらしい。
本来、営業と言うものは非常に大事で、自分も苦手であるからこそ、もっともっと頑張らないといけない領域のハズです。実際、そう思っています。
これも、ずーっと書きかけ記事で、いい加減アップしないとと思いつつ、途中から話肉付けしたり、しっちゃかめっちゃかです。笑
「THINK」カテゴリの1つとして。
しかし、自分が営業職を避けた理由は、自信が無かったし、まあ、いろいろ思う事があったのです。
就職活動をしている時から「営業」職は避けて活動
正直、自分は、就職活動している時から、営業職は避けて活動していました。
それはなぜか。
人や会社にモノやサービスを売り込みに行くのに、その会社のモノやサービスを好きになれるか、自信が無かったんですよね。
例えば、それこそ好きなゲームなどは進んで売りにいける材料かもしれない。
でも、自分の興味の無いモノについては、まずそれに興味を持てるかどうかを気にするのかなと思ってました。
自分が就職活動している時なんて、氷河期時代真っただ中で、それこそ自分の好きなゲームや映画系の営業であれば好きな領域にも関われると思いましたが、多くは採用すらしていなかったり、していてもそれこそ狭き門でした。
エントリーシートで落とされる世界でしたからね。
それ以外になると、そもそも好きな商品やらサービスやら言っているわけにいかなくなってくる。
そんなわけわからんもの売れないし、売りたくないと言うのが当時の自分の心境です。
なので、自分はシステムエンジニアを始め、技術力を身につけられるように活動をしていったと言う背景があります。
文系出身者の自分が、技術系に進もうと決心したんですよね。
その時は不安もありましたが、今振り返ると、まあ、あまり関係無いなと。w
営業と言うお仕事
でも、世の営業を見ていると、少し違和感があるんですよ。
(もちろん、全てではないですよ。)
どんな違和感かと言うと、営業は、物やサービスを買ってもらう為に働きかけるわけですよね。
であれば、自社の為に、自分の為にはもちろんなんですけど、それ以前にお客の為に売れなければいけないと思っています。
私は、この考えが、根本にあったんです。
となると、逆に言えば、客の為にならない物は、売れないはず。
売り込むものには、客に薦められる何かがあるからであり、もし、自身にその気持ちが無かったら、それは客を騙している行為になると思っていて。
多少、マイナスポイントがあったとしても、そこに何らかのプラスαを付けているはず。(価格なのか、無償サービスなのか、など)
それが無ければ、極論、売るべきものではないはず。
それらの商品を売りに行くという事は、客をどこかで騙している要素があるのではないか。
そう思えていたわけであります。
本気で売りたいと思えるものを売りにこないなら、それは客に対して無礼な行為なんだ!と言う私なりの想いです。w
口八丁でやってくるなよ!と。
技術職から見た営業
また、IT業界などでは、よく技術職と営業職の対立の話なども出てきたりすると思います。
私が以前いた会社でも、それはそれは仲悪かったです。w
ポイント
技術:何でこんな金額で受けて来たんだ
営業:このくらいの金額で受けなきゃ仕事とれねーよ
もう、この先は子供のケンカのような感じになっていきます。
確かに、とったものの、赤字案件になるのが目に見えているものもありましたし、もう少し頑張れよと思うこともありましたが、決まって技術力が他社と比べて無いから仕方無いとか、不毛な争いが多かったですね。
営業側の言い分、技術側の言い分、共にあるんですよね。
よくマネージャー同士で争ってました。
買い手側、ユーザ側を無視した売りつけだけの営業
自分は、昔から・・・
怪しいままで売りつけたり、口八丁でいかにもよさげな事を言って売り切ってしまう営業、これが苦手なんです。。。
あとは、殿様商売しているあぐらをかいた営業。
売れることだけを考え、口先だけの営業が大の苦手でして。
それは、心の中にあるもので、ぱっと見わからないものもあります。
清潔感があり、ニコニコ挨拶をし、親身に話を聞いてくれる営業マンであっても、心の中に、この部分があった場合、それが見えてしまった場合は、自分はその人から購入することは無くなると思われ。
自分が気に入った商品であっても、心情的にはその人からは買いたくない!
お店の店頭でも良いですが、時に、そういう思いありません??
過去に見た実際の内容
それは、例えばこんな感じのことを見てしまうと、幻滅しちゃいます。
実際、自分が過去に所属した会社や、他社でも待合で見かけた場面の一例です。
こんな場面を見てしまうと、その人だけだとしても、その会社の商品なども買いたくなくなっちゃいます。
下記、実際にあった場面です。
とある会社の営業
先輩Aと後輩Bの会話
ぶっちゃけ、この商品はA社の方が優れてて、値段も安いんだよ。
でも、売りつける事は可能なので、その部分はご安心ください。
→他に良い商品があると言っていながら、それ以下の商品を売る行為。
→これはお客にとっては、個人的にはナイスとは言えない。。。
C部長のお言葉
あんなものは普通にやったら売れないよ。
そこは売る為のテクニックも必要だし、時間をかけていく。一度に売ろうとするな。
→はい。これも抜粋してますが、聞いたことあるセリフです。
そもそも、本来は売れないものと認識。それを売る為に、所謂細工をして落とす。そんなニュアンス。
某社の喫煙所で聞こえてきた会話
ほっといても売れる商品だからさ。
欲しいんだったら、逆に頭下げろだよな。(笑)
→これも少し天狗になっている会社さんの営業マン。
確かにネームバリューのある会社で、誰もが知っている会社です。
でも、自分はその会社へ行った時の、このあまりの天狗ぶりを聞いてしまって、この会社の商品を使いたくなくなってしまった。
上のようなイメージが結構あってですね。
特に、ネームバリューのある会社の場合、殿様営業している方も何度も見てきました。
そうじゃあないだろ!と。
もし、上で挙げた通りの営業を行っているとしたら、そんな営業をしているのが垣間見れたら、自分はやはり「その人」からは買いたくない。
それは、気持ちの問題。気持ちとしては、詐欺に値する。
と思うのですよ。。。
綺麗事になってしまう部分があるかもしれません。
売れなきゃ儲からない。会社がやっていけない。
ならば、売っても恥ずかしくないものを売ってほしい。
自分らの生活にも関わるから大事なのはわかるが、お客本位でやってほしい。
売った後で、裏でニヤニヤするような営業は、今でも苦手なのです。
まとめ
まとめに入らせていただくと・・・
当時、自分からすると、本当に好きな商品やサービス、又は自分で育て上げた商品などで無い限り、なかなか自信を持って売りつける自信が無かったんですよね。
周りの友人達の中には営業職に就く者も結構いました。
若かりし時は、それこそ会社のモノを売る為に奮闘したと良く聞いてましたし、綺麗事言ってたら売れないと言われましたが、でも、そもそも売れないと言うより、売るべきでないと言う心境なので、話が合うハズが無かったんですよね。
ノルマ達成できない?
知らねーよ!そんなん。自信持って紹介できる商品なら堂々としてりゃいいじゃん。
言えないこともあるんだよ。デメリットで攻めても売れないだろ?
じゃあ、売るなよ!
みたいな。。。w
そもそも売ってしまったもの勝ちだと、そのただ売ればいいと言う考え方が馴染めずよく対立しました。
自分は、そんな状態で会社に入って営業職についても即クビだったでしょうね。
経営者としての視点が入ってくれば、そもそもその商品やサービスに愛着は出てくるはずですし。
当時、わけわからないものを売っていると言っていた営業の方、今も口先だけで売っている人なのかな・・・と思うのです。
営業をするならば
製品、サービスの事はもちろん理解している。
メリットだけでなく、デメリットを言ってくれる。
売る上で、マイナスポイントがあるならば、何等かでカバーする。
サービス精神は出し、売った後のフォローももちろん行う。
技術職とも仲良くする。
これが普通にできている営業さんは尊敬しますし、自分も見習いたい。
しかし、これに当てはまらない、口先だけの営業さん。
多少は変化もしつつも、やはり今でも苦手ですね。
自分の薦められない製品やサービスを売り込むような営業はやはり難しいなと思うのでした。