私は映画が好きで、今までも数多くの映画を見てきていますが、「ゴッドファーザー」シリーズが大好きです。
よく人からもお薦めの映画はありますか?と聞かれることありますが、やはりこの作品は出てしまいます。
人によっては退屈だとも言われる映画ですが、個人的にはおすすめです。
今回は、シリーズの中でも、一番のお気に入りの2作目にフォーカスをあてて記事を起こしてみました。
映画情報
公開年 | 1974年 |
監督 | フランシス・フォード・コッポラ |
出演 | アル・パチーノ、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ |
※個人的な映画ランキング2020年版も参考にしてみてください。
あらすじ
幼き頃のヴィトーから映画は始まる。
子供の頃から、父と母と兄を失い、周りの協力もありながら、単身でアメリカへ渡ることとなる。
その時、ヴィトーは9歳。天然痘に感染しており、エリス島で隔離生活を送ります。
Part2では、若かりし頃のヴィトーと現在のマイケルを対比したように、回想シーンを用いて交互に変えながら話が進んでいきます。
ファミリーの立ち上げをしたヴィトーと、そのファミリーの後を継ぎ、冷徹な決断をしながらも時代の変化の中で、苦悩との闘いを繰り返し、孤独となっていく様子を描いています。
見どころ
・ロバート・デ・ニーロが演じるヴィトーが、どのようにして地位を築き上げていったのか
・マイケルがドンの立場に着いて、どのように築き上げていくのか
・駆け引きの多さ
・何が大切なものなのか
好きな理由
主に下記の理由です。
①ロバート・デ・ニーロがかっこよすぎるから
こう言ってしまうと元も子もないですけどね。本当にかっこよかった。
元々、他の映画でも好きな俳優ではありますが、この映画の役は特に好きかもしれません。
好きなシーンは、挙げるとすると下記3つ。
1)ドン・チッチオへの復讐
ずっとやることを心に誓っていたんですね。
2)職を失い、食卓に洋ナシを置く場面
何も語らず、弱いところを見せず、気持ちを伝えるシーン。かっこいいです。
3)大家さんに妻の友人に代わりお願いした時の場面
力を得出した頃です。髭がまたシブイ。
「信念に基づき実行する強さ」、「不安もあるだろうに顔に出さず家族想いな優しさ」、「交渉の仕方が自分の信用をウリにした行動」など、自分の中で特に残っているシーンです。
その他、この映画を観て、個人的に感じとったことが以下の通りです。
②ところどころで心に響く哲学のようなものを感じる
1もそうですが、ところどころで名セリフと言うものが出てきます。
セリフを言う人は、最終的にこう学んできたのだと思わせる感じですね。
1)「友は近くに置いておけ、しかし敵はもっと近くに置け」
マイケルがフランクにかける言葉ですが、仕事の場面でも役に立つ発想ですね。
2)「この世で一つだけ確かなことがある。歴史もそれを教えてくれている。それは人は殺せるということだ」
こちらもマイケルが発したセリフ。
3)「健康はもっとも大切だ。成功よりも、金よりも、権力よりも」
劇中では、年老いたロスが言う事により、更に説得力を出しています。
③この映画で感じ取る「強さ」を考える
この映画の中で、ヴィトーやマイケル、ハイマン・ロスを見ると「権力」を持っている。
では、何に強いのかと言うと、自分の構想を描き、その上で最上だと言う自分の解を持っているように思える。
その解を導くために、「情報の把握」をし、決断する「決定力」がある。
経験に基づき、こうあるべきと言う「信念」のようなものを既に持っているとこの映画では見てとれた。それが「権力」を持つようになる。
ベースは、「信念」なのかなと。
例1)ヴィトーがファヌッチを殺害すると決めた時。(①とかぶりますが)
紛れもなく漢でした。
決めたからには行動すると言う強さをあの場面で感じました。
ただ、あそこまで肝が据わっているならば、確かにほっといても成功する器なのかもしれませんね。
ヴィトーはこういう人なんだと。
映画の時間は限られているので、想像させて観ることにもあるが、おそらくヴィトーは、人が目の前で殺されている経験を持っているからか、自分の信念に基づき、正しいことと悪い事を自分の中で持っていた。
と捉えています。お金を要求され、実行に移すまでの時間は人を殺めるには短い期間だと思うので。
考え抜いたと言うよりは、信念に基づいての行動と捉えました。
例2)マイケル)兄フレドの殺害を決定した時
Part2のマイケルは、冷徹な感じではありますが、やはり「信念」は持っての行動であると思えます。
自分の信念に基づいた結果、やや孤独感を表現させていく感じですが、強さは感じます。
「ファミリー以外のものの肩を持つな」と劇中では言われてますが、まずファミリーの事を考えてと言う理念があります。
その理念を傷つける行為をしたものは、たとえ身内であろうと許さないと言う表れかもしれません。
ただ、3を見ると・・・と言うのもありますが、あえて触れないようにします。
例3)ハイマン・ロス)
正直、見た目はちょっとりりしいけどおじいさん。
実際、劇中でも、医者はあと6か月の命だと言っているが、その後に20年前から同じ事を言っていると出てきます。
これも、欺き合いの1つなのだろうが、相手を油断させる事に長けている人物に思えます。
大物と言うところまで成り立ったので、その手法はかねてからいろんな場面で利用したと想像。
これも、ロスならではの信念に基づき、この地位を得たのかと思えます。
ロスがいるからこの映画は成り立っていると思うので入れました。
気になっている場面
何度も見ているけど、ボヤケてしまっている部分。
あまり気にしなくても良いのかなとも思いつつ、考えてしまうんですよね。
①
・ファヌッチに賄賂を要求され、ヴィトーの家での食事中に、クレメンザが言っていた「マランザーレ」はその後どのように関わりがあったのか気になりますね。
ファヌッチがあんな形でお亡くなりになったら、当然わかるでしょうから、あの街で何らかの接点を持つことになると思うのですが触れられてませんね。
②
・大家さんがヴィトーのところへ挨拶に来た時の、ヴィトーの連れは誰なんでしょうかね。かつていた仲間の1人くらいでいいのですかね。
総括
簡単にまとめると、以下の通りです。
ポイント
・私はゴッドファーザーシリーズが好き
特にPartⅡが好き。
・この映画を通して「学び」のようなものがあるから
ただ、200分の長い映画です。
ジャンル的にも、既に合わないと言う方にはキツイかもですね。
私は、見れば見るほど、味が出てくるような映画だと思えています。
なお、ゴッドファーザー、ゴッドファーザーPartⅢ についての記事もアップしました。
下記を参考にしてみてください。
こちら、動画配信サービスでも見れます。
動画配信サービスについては、こちらを参考にしてみてください。