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【漫画】(横山光輝)三国志好きな人向け。あなたは劉備派?曹操派?それとも・・・

この間、実家に顔を出し、物置をあさった時に出て来た、学生時代に読んだ懐かしい漫画です。

折角なので記事にしてみようと思いました。

横山 光輝 『三国志』

この漫画は、結構思い入れあるものです。

TORA
みなさんもこの漫画、読んで好きだった方いませんか?

私は、間違いなく、大好きだった漫画なのですが、同じ思いをお持ちの方いたら嬉しいです。

この漫画から、中国の歴史に少し興味を持ちだし、更には日本の歴史も見直してみたのを覚えています。

そういう意味では、少し歴史に興味を持った原点だったかもしれません。

 

今、読み直しても素晴らしい漫画だと思います。

歴史に興味の無い人でも、簡単に入っていけた漫画です。

自分もその一人です。

 

 

いつ頃の話か

時代は、漢の国が滅び、その後の中国の話で、180年代くらいからのお話なんですよね。

真っ先に思った事は、この頃から、この話のような戦いを起こしていたわけです。

いろいろな国があちこちに存在していましたが、最終的には三国時代(魏・呉・蜀)というものが出来上がります。

日本の歴史では、「魏志倭人伝」と習うと思いますが、この魏と言うのは、この三国の1つの国です。

三国志の後半の方で司馬懿仲達を始め司馬親子が活躍しますが、その頃に邪馬台国からの使者が来るようです。

どれだけ中国の歴史が長いのかがこれだけでもわかりますね。

 

どんな内容か

三国志は、魏・呉・蜀と言う3つの国に分かれて、覇権を争うわけですが、そこに至るまでにも、いろいろとあるわけです。

この横山光輝の三国志は、主に蜀の君主となる劉備に視点をあてて書かれており、劉備の死後も蜀の丞相である諸葛亮に視点をあてて書かれています。

余談ですが、蜀視点での漫画なので、どうしても最初は劉備と蜀に関心を持つのは当然なのかもしれません。

ですが、いろんな本を読んでいくと、違う視点で描かれているので、視野も広がります。

横山光輝の三国志は、蜀を建国することとなる劉備が、母にお茶を買ってあげたいと黄河のほとりで洛陽船を待っているところから始まります。

その後、黄巾賊に襲われ、世の中を救う為に関羽、張飛と共に義勇軍を募って、立ち上がるところから、蜀が滅ぶところまでを記載しています。

かなりまとめすぎてます。w

 

三国時代の主な出来事

ざっくり年表です。

関羽が殺され、張飛、劉備と死んでしまいますが、私が一番最初に覚えた三国志の年です。

当時インパクトあり、どのくらいの時期に3人が没したのか調べた記憶があります。

その年代を鮮明に覚えていますね。

184年 黄巾の乱
192年 董卓暗殺
198年 下ヒの戦い 呂布処刑
200年 官渡の戦い
207年 三顧の礼
208年 長坂の戦い 赤壁の戦い
217年 下弁の戦い
219年 定軍山の戦い 関羽処刑
220年 曹操病死
221年 蜀建国 張飛暗殺
222年 夷陵の戦い
223年 劉備崩御
225年 諸葛亮 南蛮遠征
227年 諸葛亮 出師の表
228年 外亭の戦い、陳倉の戦い
231年 祁山の戦い
234年 五丈原の戦い 諸葛亮病死
252年 孫権崩御
263年 蜀滅亡
265年 魏滅亡→晋建国(司馬炎)
280年 呉滅亡

大きなトピックを時系列にしてみました。

西暦180年代から、こんなことやっているわけですから、深く長い歴史です。

と言うより、項羽と劉邦や太公望の時代はもっと前の紀元前ですからね。

 

私が好きだった君主BEST3

横山光輝の三国志を読み始めた時は、やはり劉備が好きだったんですよね。

でも、その後、いろいろ三国志に関する本を読んでいくと、必ずしも劉備だけが主人公と言うわけではなく、各国いろんな味のある主君が登場することに気が付きます。

現時点で、やはり中国大陸3分の2を平定した曹操は偉大な人物だと個人的に思えます。

 

1位 曹操孟徳(魏の土台を作り上げた人物)

この横山光輝の漫画では、劉備が主人公のように描かれているので、この漫画だけだと、曹操を選ぶ事はなかなか無いと思うのですが、他の本も読んでみると曹操を主人公にして書かれているものもあります。

例えば、有名な漫画だと、蒼天航路です。

日本の歴史で言うところ、織田信長と豊臣秀吉を足したような武将のように勝手に思ってます。

なお、魏の初代皇帝と思われがちだが、土台を作ったのは紛れもなく曹操ですが、初代皇帝は息子の曹丕です。

220年に、事実上「漢」が滅んだ年になります。

 

2位 劉備玄徳(蜀の初代君主、漢の末裔)

この漫画の45巻で没します。それまでは劉備がメインな部分が多く描かれていますね。

人徳のある人物と描かれています。

人を引き付ける部分があったのだと思います。

ただ、この漫画ではあまり描かれていませんが、別の本などでは、結構ズボラな部分もあったように言われることもあります。

 

3位 孫策伯符(呉の2代目君主)

孫堅の息子で、孫権の兄にあたります。

自ら突撃を仕掛け好戦的な人物で武勇の持ち主。

太史慈との一騎打ちが有名な話です。

日本の歴史で言うところの織田信長に似た感じがすると勝手に思っています。

 

私が好きな三国志上の人物

1位 関羽雲長

始めに三国志を読み出した時に、強くて賢くて、男気があってと言うイメージで、それが染みついてしまった感じです。

それだけに42巻を初めて見た時は辛かったのを覚えていますw

 

2位 夏侯惇元譲

片目に矢を受け失うが、その時に親からもらった目だと言い食べてしまったと言われている。

「項羽と劉邦」の劉邦側即ち高祖に仕えた夏侯嬰と言う将の末裔にあたるようです。

 

3位 司馬懿仲達

諸葛亮孔明との長期にわたり戦ってきた魏の知将です。

天才的な諸葛亮孔明を相手に、司馬懿はなるべく動かず、なるべく隙を見せないよう、長期戦に持ち込んで対応したようです。

表に感情を出さない人物だったようですね。

 

 

この漫画の流れ

この三国志での見どころの1つとしては、一騎打ちであったり、大きな戦いが挙げられると思います。
全60巻となる漫画なので、目安として10巻おきにトピックを記載してみました。

 

【1巻ー10巻】

・黄巾の乱

この黄巾賊と言う集団ができあがるのですが、これも、1つのカリスマを持ったトップが現れたことで、出来上がっていった集団です。

黄巾党

大賢良師・張角
地公将軍・張宝
人口将軍・張梁

 

・桃園の誓い

劉備、関羽、張飛の3人で誓いをたて、義兄弟の契りを結ぶところです。

 

・十常侍の悪政

こんな政治をやってたら悲惨ですわの一言。

こんな時代で、こんな状態の国で生活していた方はさぞ大変だったろう。

 

・董卓の暴政

董卓の暴政に立ち向かうべく連合軍を形成する。

動かしたのは曹操です。

こういった行動力と時世の動きに敏感なところがやはり抜け出ているんですかね。

序盤は、曹操がとにかく力をつけていきます。

 

【11巻ー20巻】

・呂布の武勇

自分の野心の為に丁原を殺害し、董卓をも裏切ってきた呂布。

天下無双の武勇を持っていたが、曹操、劉備らに倒される。

 

・曹操と劉備

一度は共に戦ってきた者同士であるが、徐々に亀裂が入っていく。

野心の高い曹操と朝廷を利用するように見えた劉備のように描かれていますが、最終的には劉備も王を名乗る事にもなり、物の見方、言いようなどもあるのではと思うのは個人的見解。

 

・関羽の関所破り

曹操の下へ3つの条件を出して降伏することとなる。

1.曹操に降伏するのではなく漢朝に降伏
2.劉備の妻子の安全を認める
3.劉備が生きていた場合、劉備の下へ戻る

劉備が生きている事を知った関羽は、5つの関所を強行突破し劉備の下へ向かう。

 

・曹操と袁紹

こちらも共通の敵がいたことで一時は共に戦った者同士だが、お互いぶつかり合う事になる。

三国志の中でも割と大きな戦いの1つである「官渡の戦い」であるはずだが、横山光輝の漫画ではかなり省かれ、数ページで終わってしまっているのが残念な印象でした。

 

【21巻ー30巻】

21巻からようやく諸葛亮の名前が出てくる。

・三顧の礼

劉備が三度、諸葛亮の下へ行く。

故事成語として、目上の者が、賢人に対して礼を尽くして物事を頼みこむと言うたとえとして残っている言葉。

 

・博望坡の戦い

曹操軍10万で夏侯惇を大将として出陣するも、諸葛亮の計略により壊滅。

その後、曹操も自ら出陣し、総勢50万の軍勢で劉備のいる新野へ侵攻する。

 

・長坂の戦い

新野城では耐えきれないと判断した諸葛亮は、新野城へ敵を誘い込み、城ごと焼いてしまう策を取り曹操軍へ打撃を与える。

新野から襄陽へ向かう劉備軍は、劉備を慕ってついてきた民百姓も連れていく。

しかし、襄陽では、蔡瑁が劉備を城へ迎え入れようとせず、やむなく江陵へ向かうこととする。

ついに、曹操の軍に追い付かれる劉備軍だが、ここで活躍されたという武将が張飛と趙雲。

張飛は、長坂橋と言う一度に人や馬が通れない位置に構え、曹操軍の侵攻の前に立ちはだかります。

また、趙雲は、劉備の息子にあたる阿斗(後の劉禅)を、曹操軍の中で保護して守り抜く。

劉備は、何とか江夏へ逃げ延びる事に成功する。

ちょっとうんちく

趙雲は、ここで命を落とさなかったのは、曹操が弓矢の使用を拒み、捕獲したかったからとある。
因みに、史実では、劉備は妻子を棄てて諸葛亮らとともに数十騎で逃走したようです。
趙雲が阿斗を助けた際も、劉備の娘二人は曹純に捕獲されてしまったようです。

 

 

・赤壁の戦い

劉備は、荊州の劉表の弔問に訪れた呉の使者魯粛と会い、呉と同盟を組んで曹操と対抗すべく行動を取る。

呉に諸葛亮を使者として派遣し、諸葛亮は呉を説得する外交を行う。

呉の重臣である張昭などは不戦論を説き、孫権は戦うことを躊躇していたが、諸葛亮と周瑜、魯粛の開戦論を説く。

赤壁の戦いは、ホウ統の連環の計により、鎖で船をつないで曹操の軍船をことごとく火計にて燃やしたとあります。

 

・周瑜の死

赤壁の戦い後、南郡の争奪戦が始まるが、周瑜は失敗し、劉備により先に取られてしまう。

その後、周瑜は病死してしまう。

 

・馬騰の死

曹操より、馬騰へ孫権討伐の勅命と言う形で都へ呼び寄せられる。

馬騰もこれを機に、曹操討伐を計るが、曹操に殺されてしまう。

これが引き金となって、曹操は馬騰の長男の馬超の怒りを買う事となる。

 

【31巻ー40巻】

・渭水の戦い

馬超が率いる西涼軍と曹操軍が対立する。

ここでは、馬超と許チョが一騎打ちをする。

後の蜀の五虎大将軍の一人に挙げられる馬超と曹操軍の中で一番武芸に秀でているとされる許チョの一騎打ちです。

勝負はつかなかったとのこと。

その後、曹操は、計略を使い、馬超と韓遂の仲間割れを誘うように仕向け、馬超は敗走することとなる。

 

・劉備、蜀へ出兵

劉備がホウ統を軍師として、蜀に出兵する。

しかし、出兵して間もなく、敵の矢にかかり、ホウ統が戦死する。

この時、ホウ統が乗っている馬が暴れ出し、劉備がホウ統へ自分の愛馬である白馬を渡したとあり、敵も総大将と間違えホウ統を射殺したらしいことが書かれているものもある。

劉備が進む道とは違う、険しい危険な道をホウ統が選んだようです。

落鳳坡と言う場所でホウ統が死んだとされているが、流石にこれはホウ統が死んでしまってから着いた地名なのでは?とも思うのですが。

実際、落鳳坡と言う場所は実在するようです。

孔明と並び評されて、鳳雛と呼ばれた才人ですが、この人がここで死んでなければ、また変わったのかもしれませんね。

 

・劉備、蜀へ出兵2(援軍)

ホウ統を失い、再度蜀への出兵を体制変更して試みます。

諸葛亮と、趙雲、張飛を連れ蜀へ向かい、荊州の守りは関羽に託していきます。

この守りを任せられるところは、やはり信任厚い証なのでしょうね。

魏と呉の丁度境目の拠点で、重要拠点となる場所です。

 

・馬超と張飛の一騎打ち

こちらの戦いは、三国志演義を基に作られているからの記載だという事がわかる。

史実では、張飛と馬超の戦いは無かったようであり、演義の創作とされている。

確かに、演義以外だと、あまりこの2人の戦いについての記載が少ないんですよね。

これも後から自分も知ったことですが、当時は横山光輝の漫画が好きで読んでいたので、演義に基いた作品で大いに結構。

これはこれで良いのです。

 

【41巻ー50巻】

このあたりから、この漫画で最初から登場していた重鎮達がお亡くなりになっていきます。。。

・関羽の死、曹操の死

ほぼ同時期に死んじゃいます。

初めて読んだ時に、関羽の死が衝撃でした。

まあ、人間いつかは死ぬのですが、初めて読んだ時はショックでした。

曹操は脳腫瘍で亡くなるようですね。

 

・張飛の死

まさかのあっけない死でしたね。

范彊・張達により、恨みを買い殺害されてしまいます。

 

・劉備の死

結構、あっけなく窮地に追い込まれた感もありまして。

次々と倒れていき、45巻までに登園の誓いをした3名が亡くなります。

そうなると、もう三国志面白くないんじゃ・・・って最初は思ったんですよね。

ところがどっこい。

諸葛亮の南蛮討伐の部分も面白い。

北伐に関する部分も面白い。

読めば読むほど、一番好きな部分って、意外と孔明の北伐で、司馬懿仲達との闘いが、個人的には一番好きかもしれません。

 

・出師の表

孔明が劉禅に対して出した有名な上奏文です。

ここで言う「師」とは軍のことで、軍を出す。北伐開始することを宣言したものです。

諸葛亮からすると、魏は逆賊であり、それを破る事で、漢王朝を復興させたいと言う決意のようなものです。

尚、後出師の表というものもあると言うが、本物かどうかは謎みたいです。学者の中には偽作説を持つ方もいるようですね。

【51巻ー60巻】

・祁山の戦い

孔明は、北伐するにあたり、祁山へ進みます。6回祁山に向かい北伐を試みます。

司馬懿仲達と諸葛亮孔明の知恵比べ的なかけひきのようなものが展開されていきます。

孔明が祁山にこだわるのは、北伐をする上で、重要な拠点として考えていたからだと言います。

天然の要塞になり、資源も豊富な重要地として、ここを足掛かりにしていきたかった。

 

・街亭の戦い

「泣いて馬謖を斬る」と言う諺が残されたのは、この戦いによります。

優秀だった馬謖が、戦場で取り返しのつかないミスを起こし、それがもとで蜀軍が総退却することとなってしまった。

例え愛するものでも、軍命に背くことは、罰則を与えると言う意味。

演義では司馬懿との戦いであるが、史実では実は司馬懿は指揮をしていないらしいです。

 

・石亭の合戦

魏の曹休が、呉の陸遜に大敗を喫する。

 

・陳倉の戦い

魏の将、郝昭を倒した戦い。

 

 

・五丈原の戦い

この地で諸葛亮は没する事となる。

孔明死後、蜀軍は撤退を始める。司馬懿は追撃をかける。

しかし、その後、蜀軍が反撃に出ると、司馬懿は慌てて退却をしたと言う。

それが後に、「死せる孔明、生ける仲達を走らす」と言う諺っとして残ったようです。

 

諸葛亮死後、蜀の中で、魏延が反逆を起こすが、馬岱により倒される。

蜀には、蒋琬、費禕、姜維が主に国を支えていく。

 

姜維が諸葛亮の後を継ぎ、北伐を実施するが、破る事はできなかった。

魏の攻撃に対抗し、姜維は剣閣に立てこもる。

しかし、魏の将、鄧艾と田章は、剣閣を迂回し、蜀を滅ぼすことに成功する。

 

・蜀滅亡

劉禅が降伏し、蜀は滅亡する。

 

横山光輝の三国志では、ここで終わります。

この蜀が滅んだ後は、魏の中で、司馬昭の息子司馬炎が新たに晋と言う国を起こし、魏は滅亡する。

晋はその後呉も打ち滅ぼし、平定することとなり、三国時代は終わる。

 

まとめ

横山光輝の漫画が好きで、「三国志」以外にも、「水滸伝」「項羽と劉邦」「伊賀の影丸」が面白い。

横山光輝の描く三国志は、三国志演義をベースにしていることがわかります。

私個人の見解ですが、非常に読みやすく、流れがわかりやすくつかめるのでお薦めです。

 

好きな君主は曹操、好きな武将は関羽としていますが、上で挙げた以外にもたくさんの興味深い武将が多いです。

とにかく登場する人物が多いのも面白い。

個人的には、一番好きな部分は、諸葛亮と司馬懿の戦いですかね。

以上、ざっくりとまとめてみました。

 

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